三重短期大学でダイバーシティをテーマとした講義を行いました!
三重短期大学では、長友薫輝教授(生活科学科)が担当する以下の授業で、ダイバーシティをテーマとした講義を行いました。
2020年11月18日(水)には「社会保障論Ⅱ」第7講の講義において、ダイバーシティを題材とした内容を提供し、受講生にレポート提出やアンケート回答に協力をいただきました。
コロナ禍のため、音声とレジュメ・資料を活用したオンデマンド型授業となっており、三重県ダイバーシティ社会推進課の方々に、事前に資料解説の音声を収録して頂き開催しました。
「社会保障論Ⅱ」においては、コロナ禍において「感染症と多様性」と題して講義を行いました。
体調不良や発熱があっても、無理をして仕事に行かなければならない社会は感染症に大変弱いといえます。「感染したかもしれない」と容易に言える社会こそ、感染症を防ぐことができます。常に自己責任の対応が迫られる、自粛を要請される、感染が判明するとバッシングを受ける、といった社会は感染を抑えることが難しくなります。
私たちがどのような雰囲気を持った社会を醸成していくのか試されており、同調圧力が高い社会(世間)だからこそ、雰囲気の醸成も課題にして、歴史的な反省を活かす必要があります。
できるだけ他人と違った行動を取り、一斉に何かをするようなことを避けて、仕事や生活をすることが感染症対策として有効。つまり、多様性が発揮される社会は感染症対策につながります。
主にこのような講義をする中で、同調圧力が強い社会から転換し、多様性が発揮される社会の形成へと向かうことが重要であり、注目されるものとして、多様性に関する三重県の取り組みを紹介しました(事前に資料提供を頂きました)。
受講生27名には、三重県のダイバーシティに関する主な取り組み一覧の中から、どの活動に関心を持ったのかを挙げてもらいました。農林水福連携、LGBT等相談事業、障害者スポーツ推進事業など、学生の関心は多岐にわたっており、「このようにたくさんの事業を県が展開していることを知るきっかけとなりました」という声ばかりでした。
講義において三重県の取り組みを紹介することで、ダイバーシティ社会の形成に関して重要な、若年層の理解を深め、行動変容を促すことができると確信した次第です。
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