三重大学 前期集中講義「日本理解特殊講義(医療・健康・福祉実践)」事後学習が開講されました
9月3日(金)高等教育コンソーシアムみえの単位互換科目である三重大学 前期集中講義 「日本理解特殊講義(医療・健康・福祉実践)」の事後学習が完全オンライン(ライブ形式)で実施されました。
- 本講義は三重県の重点課題である医療・健康・福祉に対し、主にへき地(離島)医療の観点からオンライン形式により学修が行われます。
●6月19日(土)事前学習はこちら
●8月21日(土)本講義1回目はこちら
●8月28日(土)本講義2回目はこちら
10:00~ 「フリーディスカッション」
「私からの11の質問」
株式会社SWAT Lab
矢野 圭一郎氏
Google、Salesforceで成長期SaaS事業に関わられ、IEビジネススクールMBA取得後、ベルリンを拠点にされている矢野氏より、MBA取得の動機、ドイツでの起業、女性の社会進出、医療体制、生活様式について分かりやすくお話をしていただきました。(写真1)
(写真1)担当教員からの11の質問に回答する矢野氏とフリーディスカッションする学生達 |
午後からは、各学生が志摩市の現状と課題、目指す方向について、10分間のプレゼンを行い、「他の学生の目の付け所に驚いた」、「参考になった」という意見が出ました。(写真2)
(写真2)空飛ぶ車の可能性についてプレゼンする学生の一コマ |
【学生の感想】
- 矢野さんの講演についてであるが、私はドイツの多様性の深さやそれでも根強く残る人種と宗教の壁を深く実感させられました。日本では「多様性政策」というと女性活用に帰結する傾向があります。しかし欧州では男性と女性は対等の立場として見ているということが本当の意味で「多様性を認めあう社会」と言えるのではないのだろうかと感じました。(中略)この授業を通じて、1つのテーマでも多様な考え方があるということが分かりました。自分はこの多様性を大切にして、これからの社会を変革していける存在となりたいです。
- 午後のプレゼンテーションでは、皆さん沢山の情報などを調べていて、グラフや吹き出しなど凝ったものが多かったので凄いなとただ感心していました。情報を一目で理解できるようなわかりやすいPowerPoint作成を今後は心がけたいと思います。
- 今までの講義の中で、「高齢者を支援するうえで“~してあげる”、といった高齢者を下に見る考えをしない方がいい」という内容が印象に残りました。私の考えが未熟なせいか高齢者支援、それも高齢者に生きがいを与える形での支援ではどうしてもその考えをしてしまう自分がいたからでした。これから、高齢者と接する中で、今回学んだ内容を活かし高齢者と対等な立場のまま支援していくことを大切にしていきたいです。
【担当教員:三重大学 学生総合支援機構 志垣 智子特任講師より】
無事に集中講義を終えることができて、安堵しています。
講義に尽力して下さった先生方に感謝申し上げます。