三重大学でダイバーシティに関する授業を行いました!
- 高等教育コンソーシアムみえでは、昨年度に引き続き、県内高等教育機関の学生に対し、三重県が現在取り組んでいる「ダイバーシティみえ推進方針~ともに輝く(きらり)、多様な社会へ」の方針のもと、授業や公開講座を行い、ダイバーシティ社会推進の考え方を県内に広める事業を実施しています。
12月1日(水) 10:30~12:00
「環境地理学B」
三重大学 人文学部
谷口 智雅特任教授
花園大学 社会福祉学部 児童福祉学科
南 泰代非常勤講師
三重大学「環境地理学B」の受講生34名に対し、花園大学の南先生から、ダイバーシティに関する授業を行っていただきました。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策で、対面とオンラインのハイブリッド型で実施しました。(写真1)
(写真1) |
導入として、「好意的な男(・女)の人に対する態度」「障がい者が傍にきた場合の態度」といった多様な人間関係・シチュエーションにおける普段の自分の態度を分析する個人ワークがありました。様々な関係性がある中で、誰にでも優しく接するには、理解が必要だという考えを発信していただきました。(写真2)
(写真2) |
性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れるダイバーシティ&インクルージョンの考え方をもとに、互いに多様性を尊重し、認め合うことの大切さを重点に置いて授業を進めていただきました。
また、この考え方はSDGsの「誰一人残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会実現を目指すという目標と深く関連します。このことから、「SDGsから平等」と題し17の目標を挙げながら女性と貧困、高齢者、子どもの保育問題、LGBTQ、障がい者、外国人など、たくさんの事柄について、先生自身の体験も交えながら説明していただきました。
そして最後に、聾唖の人とも挨拶やコミュニケーションが取れるようにと、受講生たちに手話での簡単な挨拶の仕方を教えていただきました。
受講生たちは2回に渡って様々なダイバーシティに関する話を聞き、学びを深めることが出来た様子です。授業後のアンケートでは、「ダイバーシティに関する講義や講演会をまた聞きたいと思いますか」という設問に、9割以上の学生から「聞きたいと思う」と回答がありました。