ユマニテク短期大学でダイバーシティ公開講座を行いました!
- 高等教育コンソーシアムみえでは、昨年度に引き続き、県内高等教育機関の学生に対し、三重県が現在取り組んでいる「ダイバーシティみえ推進方針~ともに輝く(きらり)、多様な社会へ」の方針のもと、授業や公開講座を行い、ダイバーシティ社会推進の考え方を県内に広める事業を実施しています。
2021年12月11日、ユマニテク短期大学にて「ダイバーシティに関する公開フォーラム『個別最適化の時代へ向けた高等教育機関への提言』」を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。
ダイバーシティに関する公開フォーラム
『個別最適化の時代へ向けた高等教育機関への提言』
【日時】2021年12月11日(土) 13:30~15:50
【場所】ユマニテク短期大学 + オンライン(Zoom)視聴
【内容】
第1部
基調講演会
「発達障害の子どもたちの進路と多様な可能性」
明蓬館高等学校 校長
日野 公三氏
第2部
パネルディスカッション
「ダイバーシティの視点での三重県の小・中・高等学校の現状発表とディスカッション」
①特別支援教育の視点から
三重県立かがやき特別支援学校 校長
森井 博之氏
②地域格差の視点から
三重県立飯南高等学校 校長
土方 清裕氏
③外国にルーツを持つ生徒への教育の視点から
四日市市教育委員会 指導課
鈴木 孝之氏
コーディネーター:
ユマニテク短期大学 学監・入試広報課長(ユマニテク教育研究所 副所長)
鈴木 達哉氏
登壇者:日野 公三氏、森井 博之氏、土方 清裕氏、鈴木 孝之氏
当日は高等教育コンソーシアムみえ構成機関だけでなく、県内の教育機関関係者からの参加申し込みもあり、47名の参加がありました。
司会はユマニテク短期大学学監・入試広報課の鈴木 達哉課長に務めていただき、はじめにユマニテク短期大学の鈴木 建生学長から(写真1)、続いて三重県環境生活部ダイバーシティ社会推進課男女共同参画班の柳本 千香子主任から開会のご挨拶をいただきました。(写真2)
(写真1)開会挨拶 |
(写真2)開会挨拶 |
第1部は、福岡県にある明蓬館高等学校校長の日野 公三氏による基調講演会「発達障害の子どもたちの進路と多様な可能性」が行われました。60分の講演の中で、高校段階の特別支援教育、高校段階の当事者の特徴、明蓬館高等学校の特別支援教育、教育と医療・福祉の連携の必要性と可能性の4項目立てでお話しいただきました。これからの子どもたちを支える大人の役割について、「子どもたちが求めているものは支援と伴走」とし、子どもたちの自立に向けて支援していく姿勢の大切さを説明していただきました。(写真3)
(写真3)基調講演会の様子 |
続いて第2部のパネルディスカッションでは、まず「特別支援教育」(三重県立かがやき特別支援学校校長 森井 博之氏)、「地域格差」(三重県立飯南高校校長 土方 清裕氏)、「外国にルーツを持つ生徒への教育」(四日市市教育委員会指導課 鈴木 孝之氏)という3つの視点から捉えた教育機関等における現状発表が行われました。その後、第1部で講演いただいた日野氏や参加者を含めて質疑応答・意見交換が行われました。オンライン参加者、対面参加者からはともに活発な発言があり、「配慮が必要な学生のために学校運営を変えていくには、どのような行動が必要か」「配慮が必要でない学生への教育は何をすればよいか」といった質問が次々と挙げられました。(写真4)(写真5)
第2部終了後、高等教育コンソーシアムみえの田中 貢地域活性化推進コーディネーターから閉会の挨拶があり、本公開フォーラムは盛況のうちに終わりました。(写真6)
(写真4)パネルディスカッション、質疑応答 |
(写真5)会場の様子 |
(写真6)閉会挨拶 |