三重県立看護大学でダイバーシティに関する授業を行いました!
- 高等教育コンソーシアムみえでは、昨年度に引き続き、県内高等教育機関の学生に対し、三重県が現在取り組んでいる「ダイバーシティみえ推進方針~ともに輝く(きらり)、多様な社会へ」の方針のもと、授業や公開講座を行い、ダイバーシティ社会推進の考え方を県内に広める事業を実施しています。
1月26日(水) 13:00~14:30
「母性看護方法Ⅰ」
三重県立看護大学 母性看護学
大平 肇子教授
【授業テーマ】
意思決定を支える看護
多様な社会における母性看護学の役割
三重県立看護大学「母性看護方法Ⅰ」において、大平先生にダイバーシティに関する授業を行っていただきました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策として、授業はオンラインで実施され、2年生103名が参加しました。(写真)
冒頭で、三重県におけるダイバーシティの取組みについて説明した動画を流していただきました。
大平先生の授業では、在日外国人の母子保健の課題を例に挙げ、多様な社会における母性看護学について説明をしていただきました。在日外国人の数が増加傾向にある今日、母子保健で注意する点を押さえておくことも重要になります。まずは受講生が「実際に自分が外国で妊娠・出産・子育てをする場合を想像して、不安に思うこと」と「看護職に期待すること」について考え、活発に意見が挙げられました。その後、大平先生から①言語・コミュニケーションの違い、②異文化理解、③保健・経済的問題、④保健医療システムの違いの4点を挙げて説明していただきました。
(写真)授業の様子 |
受講生は、多様性の受容やアンコンシャス・バイアスの気づきが、看護の現場においても重要であることを学びました。授業後のアンケートでは、「本日の講義で「ダイバーシティ」についての行動(人の多様性を大切にした行動)をしていこうと思いましたか?」という質問に対し、回答があった全員から「思った」(78名)又は「どちらかといえば思った」(14名)という回答があり、ダイバーシティの考え方について理解を深めた様子でした。
令和3年度の県内高等教育機関におけるダイバーシティ授業の実施については、今回が最終回となりました。ご協力いただきました、ユマニテク短期大学、三重大学、鈴鹿医療科学大学、高田短期大学、三重県立看護大学の先生方、特別講師の先生方へ心から感謝申し上げます。