2024年度県内高等教育機関合同開講授業「食と観光実践」(後期集中講義)が始まりました。
2024年度は、昨年度に引き続き、四日市市をフィールドとして「食と観光」の“体験“を切り口に、地域課題の発見とその解決方法について、フィールドワークやグループワークから考えていきます。 今年度は、四日市大学8名、皇學館大学4名、三重短期大学4名、三重大学3名の学生19名が参加しています。 |
●第1回 9月下旬 オンライン
事前学習として、インターネット上の統計情報提供サービスであるRESASを用いて、四日市市の人口的状況および産業・農林水産業的状況について、ワークシートを進めてもらいました。
●第2回 10月5日 オリエンテーション
①「食と観光実践~ポストコロナの観光~」 鈴鹿大学・国際地域学部 冨本 真理子教授
冨本先生の講義の様子 |
冨本先生の講義では、東西の文化が交わる三重県の特徴、コロナ前・後の観光の変化を踏まえた観光防災・多様性・常在観光への対応の必要性、現在行われている取り組みについて、ご講演を頂きました。
②「四日市の食について」 四日市大学・総合政策学部・小林慶太郎教授
小林先生の講義の様子 |
小林先生の講義では、食を考える上で求められる視点、四日市の食文化、四日市の食と産業の特徴について、生活・文化、経済・産業、安全保障など幅広い面から、ご講演を頂きました。
③グループワーク
グループワークを行う様子 |
グループワークでは、冨本先生や小林先生の講義への感想、四日市市内の名所、観光のために必要な要素について、議論しました。また、グループごとに発表をしてもらい、各先生から食、観光の現状を踏まえたアドバイスを受けました。
●第3回 10月20日 レクチャー・グループワーク
第3回では、当日開催されていた四日市JAZZフェスティバル、四日市市立博物館、伊勢路テラス、じばさん(四日市市地場産業振興センター)の見学後、四日市市役所・観光交流課・中村課長補佐より「食と観光~四日市市の観光~」について、ご講演を頂きました。講演後は、四日市市の観光資源をテーマに、グループワークを行いました。
四日市市役所・観光交流課・中村課長補佐の講義 |
講演後のグループワーク |
四日市JAZZフェスティバルの様子 |
●第4回 11月17日 フィールドワーク・グループワーク
第4回では事前に、グループ別のフィールドワーク計画を作成してもらい、四日市港ポートビル、霞港公園、四郷郷土資料館、ばんこの里会館、諏訪神社などへフィールドワークに出かけました。また、当日は第20回四日市よさこい祭りが開催されており、祭りで盛り上がる様子も見学しました。フィールドワーク後は、現地見学の報告および今後の提案に向けたグループワークを行いました。
第20回四日市よさこい祭りの様子 |
フィールドワーク後のグループワーク |
次回以降も、「四日市市において食べ物を通した地域の魅力の発信を観光につなげる手法」を提案するため、フィールドワークやグループワークを続けていきます!