高田短期大学でダイバーシティに関する授業を行いました!
- 高等教育コンソーシアムみえでは、昨年度に引き続き、県内高等教育機関の学生に対し、三重県が現在取り組んでいる「ダイバーシティみえ推進方針~ともに輝く(きらり)、多様な社会へ」の方針のもと、授業や公開講座を行い、ダイバーシティ社会推進の考え方を県内に広める事業を実施しています。
12月16日(木) 13:00~14:30
「キャリアデザインⅡ」
高田短期大学 キャリア育成学科 オフィスワークコース
キャリア研究センター長
中畑 裕之教授
【授業テーマ】
環境変化の中でのキャリア選択
高田短期大学「キャリアデザインⅡ」において、中畑先生にダイバーシティに関する授業を行っていただきました。キャリア育成学科オフィスワークコースの1年生59名が参加しました。(写真1)(写真2)
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冒頭で、三重県 環境生活部 ダイバーシティ社会推進課 男女共同参画班の柳本 千香子主任から、三重県におけるダイバーシティの取組みについて説明していただきました。
中畑先生の授業では、SDGsの話題を取り上げながら、現在は少子・高齢化、グローバル化、デジタル化、技術革新、家族・家庭の変化といった「変化の時代」であり、そうした時代の中でどうキャリアを選択していくかについて説明していただきました。
また、このような変化の時代にあっては、働き方にも変革が起こっています。男女共同参画社会の考えが広まる一方で、自分たちで役割や職業選択を狭めてしまわないように、多様性(ダイバーシティ)を認め、取り込むことが大切です。SDGsはバックキャスティング=目標(将来の姿)を設定し、その目標を実現するために必要な道筋を考え準備する、という考え方でつくられています。これからの社会を生きる学生たちも同様に、将来の選択肢に自分で制約をかけずに、自分がありたい姿を想像し、それに向けてバックキャストで準備することが重要だということを説明していただきました。
最後に、子育て支援制度を充実させていたり、女性社員が活躍している三重県内の企業を紹介していただきました。
授業後のアンケートでは、「あなたは、ダイバーシティ社会を実現するためには、何が必要だと思いますか」という質問に対し、「様々な個性があるという事を、沢山の人が受け入れられるような環境づくり。」「差別や偏見のない社会づくり。思いやりの気持ち。」といった回答があり、受講生はダイバーシティの考え方について理解を深めた様子でした。