2021年度県内高等教育機関合同開講授業「食と観光実践」(後期集中講義)が始まりました

  • テーマは、“松阪駅周辺の「食と観光」をPRするプランの作成(5W1H)”で、皇學館大学4名、四日市大学7名 計11名の学生が参加しています。


 新型コロナウイルス感染症の動向を踏まえ、前半3回はオンラインにて実施されました。

第1回 9月25日(土) オンデマンド形式
・ご当地グルメによる地域おこしの事例について
                 四日市大学 小林 慶太郎副学長・総合政策学部教授


第2回 10月2日(土) オンデマンド形式
・松阪市観光協会によるPR動画視聴


第3回 10月10日(日) オンライン・ライブ形式
・「三重県への観光の旅と食~駅弁の旅~」
                 三重県総合博物館 太田 光俊学芸員


・グループワーク
 本科目のテーマである“松阪駅周辺の「食と観光」をPRするプランの作成”を目指し、2つのグループでグループワークを行いました。前後して、RESASというシステムを使ったオンデマンド課題に挑戦し、統計上の松阪について定量的に実態を把握しました。
 グループ内で議論した結果、あるグループでは、「地産地消のお弁当と松阪茶をプロジュースしてみたい」、別のグループでは「三村のはちみつまんじゅう、おいのとも、松阪牛、松阪公園、松阪木綿・・・」と、一つに絞れずに終わりました。
 松阪駅周辺を盛り上げていこう!との思いで、学生が主体的に議論に参加したことは、本科目の目指すべき学生像とも一致しています。フィールドワークを含めた、これからの講義を楽しみにしています。


第4回 10月16日(土) 松阪市産業振興センター
 当日の授業は、十分な広さの会場をお借りし、マスク着用や手指消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など可能な限りの感染症対策を講じたうえで、実施されました。

13:15~ ・「観光産業の現状と課題」(写真1)
                 鈴鹿大学 国際地域学部 冨本 真理子教授


      ・グループワーク(写真2)
       現時時点での5W1H
       次回フィールドワークのプラン
       中間発表(写真3)(写真4)
       フィードバックに対する議論

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(写真1)冨本教授「観光産業の現状と課題」の講義風景


 冨本教授の講義では、コロナ前・コロナ禍中を通して、これから必要な観光の視点はマイクロツーリズムの地域・地元への回帰、日常の延長に観光があることを教えていただきました。

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(写真2) グループワーク開始


 授業に参加した留学生を含め、障がい、バリアフリーをキーワードに白熱した議論が展開されました。
 また、観光協会へ直接足を運び、現在どのようなマップが作成されているのか情報を収集し、その情報に基づき、バリアフリーに特化したマップについて検討しました。

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(写真3) グループAの中間発表の様子


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(写真4) 中間発表の様子


 各先生から鋭い指摘を受け、各グループは発表したプランをさらにブラッシュアップしました。最終的に11月6日(土)のフィールドワークに向けて以下の案を策定しました。

  • グループA
    障がいを持つ方が充実した観光プランを立てられるよう、視覚・聴覚・知的障がい者のバリアフリー指標を含んだマップ×食を盛り込んだ内容を目指す。
  • グループB
    松阪駅周辺のテイクアウト商品(4,000円程度)とそれらを美味しく食べられる居場所の創出(イスやつくえの大きさにも配慮)を目指しマップを作成します。ゴミ箱やおトイレの位置と数にも配慮してコロナ禍での衛生面を考慮すること。当日のフィールドワークでの具体案をさらに計画することを目指す。


次回は11月6日(土)12:30~、実際に松阪駅周辺を歩いて調査します。