2022年度県内高等教育機関合同開講授業「食と観光実践」(後期集中講義)でフィールドワーク②が実施されました
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南伊勢町、度会町、玉城町をフィールドとして、「食と観光」の“体験“を切り口に、地域課題の発見とその解決方法をグループワークから学んでいきます。
今年度のテーマは「3町(南伊勢町、度会町、玉城町)での食と観光にまつわる体験プログラムを!-サニーロードを軸としてつないだ体験・学びの旅の提案-」で、三重短期大学5名、皇學館大学3人、四日市大学5人、鈴鹿大学2人、三重大学10名の全25名の学生が参加しました(留学生含)。
●10月23日(日)フィールドワーク①はこちら
●11月6日(日)グループワークはこちら
11月27日(日) フィールドワーク②
度会町チームの活動の様子をご紹介します。
・度会町周辺の散策
・スクールバスを使用した周遊(写真1、2)
茶畑が続く伊勢大宮線をバスで走ります(写真1)。学生はうなぎ「膳」へ。宮川の眺望を楽しみながら美味しい鰻に舌鼓。大満足だったようです。
(写真1)三重大学のスクールバスで度会町を周遊 |
(写真2)ふるさと歴史館近くの小川郷神社 |
度会町ふるさと歴史館は小学校だった建物をリノベーションしており、建物の用途変更・再利用している点が印象的でした。森添遺跡を中心とした町内の遺跡出土品および民俗資料などが展示しており、専門員のお話を真剣に聞いていました。
その後、お茶農家さんのお話を伺いに丸中製茶・中村様のお宅へ伺いました。製茶の工程の見学、美味しいお茶の試飲、茶園での講話をしていただきました(写真3、4、5)。
(写真3)ご自宅で美味しいお茶を淹れてくださった中村様と学生 |
(写真4)茶葉の特徴をレクチャーしてくださる様子 |
(写真5)中村様の茶畑で茶花と蜂の関係について伺う学生 |
全ての行程を終えた学生の様子 |
【度会町で活動した学生の感想】
- 実際にお茶屋さんの工場見学や茶畑見学を出来て良かったです。日本ではお茶があまり飲まれなくなったことや海外の日本茶の需要の高さなど今まで自分が知らなかったことばかりだったのでとても勉強になりました。ペットボトルのお茶と急須で入れたお茶では味や香り、色などたくさんの違いが出るのだと分かりました。前回は茶畑を見ただけだったのでお茶の種類や加工方法など深く知ることが出来て面白かったです。(三重大学教育学部1年)
- 何度か鰻屋さんで鰻を食べたことはあったが、うなぎ膳で食べた鰻はどこで食べたものよりも美味しかった。店内の雰囲気も非常に良く、和が強調されたとても良いお店だった。ふるさと歴史館ではたくさんの縄文時代の展示物を見たが、約5000年前の大型深鉢は圧巻の大きさで、生まれて初めて見る縄文土器であったため圧巻された。丸中製茶ではお茶がいかにしてできるのかを学んだが、近年お茶はあまり飲まれなくなったと知り、普段でもお茶を飲むようにしようと思った。お茶は日本の大切にすべき文化の一つであるため、これからも長く続いていってほしいと思う。(三重短期大学生活科学科1年)
次回は、グループワーク(鈴鹿大学)でブラッシュアップ後の事後学習回(最終発表会)の様子をご紹介します。